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清水寺 多宝閣仏足石

 清水寺は大勢の参拝者が訪れる京都きっての観光寺院ですが、境内北にある
 成就院や寺務所にまで足を延ばす方は少ないので、もったいないような気が
 致します。

 ぜひ静寂な清水寺も味わってくださいね

 
  清水寺 仏足石

 清水寺境内の北に清水寺寺務所(大講堂内)があります。

 私はかって大講堂の多宝閣内にある仏足石を拝観させていただいたことが
 あります。

 まず多宝閣の扉を開くと、内陣の四面に約4100体の仏さまが整然と祀られ
 ていました。
 (各仏の裏には多くの寄贈主の名前が記され、半永久的に清水寺に ご縁が
 あることになるそうです)

 東面に薬師如来、南面に釈迦如来、西面に阿弥陀如来が、そして北面に
 多宝如来のお姿が見えました。

  私は高さ3階の半円形の欄干から、愛宕念仏寺前ご住職で仏師(故)西村
 公朝師デザインの約4メートルの仏足石を見下ろす形で拝観させていただき
 ました。

 (多宝閣の仏足石は大西良慶和尚が、人の心の和みと世界平和を願って発願
 され、 約4100枚の仏面を四方に皆様と共に仏足石を囲み、空間は釈迦如来が
 立って おられるという想像で、敢えて釈尊の背丈に合わせるように高い場所から
 見下 せるように構造されたそうです)

 仏足石には、美しい指紋の瑞祥七相(ずいしょう)が描かれていましたよ。

 神秘的な多宝閣のこの場で、妙なるバックミュージックが流れ、私の胸中は
 涙がでそうな想いで充たされたことを思い出します。

 仏足石とは、お釈迦さまが石の上に立って説法された後に、石にお釈迦さまの
 瑞祥七相が線彫りになった足型が残ったものだと伝えられています。 

  仏足石を拝むと、人々のそれまでの罪や穢れが一切消えてしまうという 
  仏足石の信仰は、今日まで伝えられているそうです。

 さて、私は3階の欄干から、情緒を奏でる調べにのせて仏足石めざして10枚
 ほどの蓮片 (伝統寺院で法要の際に撒かれる紙花)を1枚ずつ散華しました。

 私はこの京都で、仲睦まじく暮らした両親を想い、2人の冥福を祈りながら
 1枚1枚散華しました。

 可憐な花びらが散るように、蓮片はひらひらと舞いながら下へ降りていきました。

 私は美しく、夢をみているような至福のひと時を味わいました。

 数枚が、かろうじて仏足石に乗ったといえるでしょうか。

 ■ 日夏もえ子著 「京都の風情 大覚寺慕情」
         
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テーマ : 京都 - ジャンル : 旅行

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